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Echo Echo #1-1 Australia
中部日本プラスチック社(CNP)にインターンとして勤務している、Kaoriです。
CNPでプラスチックのリサイクル事業に携わる中で、私は「持続可能な社会」の実現には、私たち一人ひとりの環境への意識と行動が本当に大切だと日々感じています。そこで今回、皆さんと一緒に地球に優しい暮らしのヒントを見つけるため、世界中で実践されている多様なエコ活動やイノベーションを発信し、その「声」を広める新シリーズ「EcoEcho (エコ・エコー)」をスタートします!
地球規模での環境問題が深刻化する中、各地域のユニークな取り組みを紹介することで皆さんの環境意識を高め、世界各地のエコな取り組み(声)を響かせたい!という想いからシリーズ名を「EcoEcho (エコ・エコー)」と名付けました。
まずはエコ先進国として知られるオーストラリアの環境事情を、私の視点から発信していきます!オーストラリアと聞くと、広大な自然や美しいビーチを思い浮かべる方も多いはず。実は、この国は環境保護への意識がとっても高く、街のあちこちでエコな取り組みが当たり前のように行われているんです。
このシリーズでは、CNPの事業テーマである「リサイクル」にも通じる、現地で実際に体験したエコ事情をたっぷりご紹介します。記念すべき第一回目は、オーストラリアの日本とは違う、ゴミの分別についてご紹介したいと思います!
EcoEcho #1-1
【オーストラリアのゴミ分別 日本との違いから学ぶ持続可能な暮らし】
ーなぜオーストラリアのゴミ分別は特別なのか?
「EcoEcho」シリーズへようこそ。このシリーズでは、世界各地で響き渡るエコな取り組みの「声」を追いかけ、持続可能な未来へのヒントを探ります。第一弾として今回焦点を当てるのは、広大な自然と豊かな生態系を持つオーストラリア。この国では、環境保護が単なる義務ではなく、日常生活に深く根付いた文化として息づいています。その象徴とも言えるのが、徹底されたゴミ分別システムと、それを取り巻く市民の高い環境意識です。今回は、オーストラリアのゴミ分別がなぜ特別なのか、その秘密を深掘りしていきます。
〈オーストラリアのゴミ分別システム概観:カラフルなゴミ箱の秘密〉
①家庭での分別
オーストラリアの街を歩くと、まず目に飛び込んでくるのが、色とりどりの大きなゴミ箱です。各家庭には、自治体から用途別に異なる色のゴミ箱が支給され、決められた曜日に家の前に出すのが一般的です。これは、ゴミの種類に応じた徹底した分別を促し、資源の有効活用を最大化するための仕組みです。
主要なゴミ箱の色と役割は以下の通りです。
- 赤色(General Waste):一般ゴミ、リサイクルできないもの
- 黄色(Recycling):缶、瓶、ペットボトル、硬いプラスチック、紙、段ボールなど、リサイクル可能な資源ゴミ
- 黄緑色(FOG – Food & Garden Organics):生ゴミ、庭の草木、落ち葉といった有機廃棄物(これらは堆肥化され、資源として再利用されます。)
- 紫色(Glass):特定の地域では、ガラス瓶やジャー専用のゴミ箱が設けられています。
多くの家庭では赤色と黄色のゴミ箱が基本ですが、地域によっては黄緑色や紫色のゴミ箱も加わり、より詳細な分別が求められます。
日本では一般的に、燃えるゴミとプラスチックで分別しますが、オーストラリアでは段ボールやプラスチック容器などリサイクルできないものは全て一緒に捨てます。リサイクルの有無での分別に、きた当初は驚いたことを覚えています。
②公共の場での分別
街中の公共の場、公園や駅などには「赤(General Waste)」と「黄(Recycling)」の2個セットのゴミ箱が設置されており、どこでも簡単に分別ができるよう配慮されています。喫煙所には専用の灰皿付きゴミ箱が設置され、吸い殻のポイ捨てを防ぐ工夫も徹底されています。
③メルボルン大学での分別
メルボルン大学校内では街にあるゴミ箱とは少し違ったゴミ箱が設置されています。「赤(General Waste)」と「黄(Recycling)」に加えて食べ残しを入れるゴミ箱が設置されています。校内で昼食を食べる学生が多いため、このような取り組みが積極的に取り入れられています。
〈 日本との決定的な違い:「燃える・燃えない」から「リサイクルできる・できない」へ〉
日本のゴミ分別は「可燃」「不燃」「リサイクル」といった区分が一般的で、「燃えるか燃えないか」が大きな判断基準となります。しかし、オーストラリアでは「リサイクルできるかどうか」が分別の中心的な考え方です。この根本的な違いは、実際にゴミを捨てる際に大きな戸惑いを生むことがあります。
| 分別基準の比較 | 日本 | オーストラリア |
| 主要な視点 | 燃えるか燃えないか | リサイクルできるかできないか |
| ペットボトル | ラベル・キャップを外し、本体と分別 | そのままリサイクルビンへ |
| 汚れた紙製品 | 紙として回収されることが多い | リサイクル不可(一般ゴミ) |
| 有機廃棄物 | 生ゴミは可燃ゴミ、庭ゴミは別途回収 | FOGOビンで堆肥化 |
〈厳しい罰金制度の背景:環境保護へのコミットメント〉
オーストラリアでは、環境保護に対する意識の高さが、ポイ捨てに対する非常に厳しい罰金制度にも表れています。これは単なるルールではなく、環境を大切にするという社会全体の強いメッセージです。
| 違反行為 | 罰金額(目安) | 日本円換算(約) |
| 一般的なゴミのポイ捨て | 約250AUD | 約2万5千円 |
| 火のついたタバコのポイ捨て | 約660AUD | 約6万6千円 |
| 不法投棄(粗大ゴミなど) | 約7,500AUD以上 | 約75万円以上 |
特に、火のついたタバコのポイ捨てに対する罰金が高いのは、乾燥した気候が多いオーストラリアにおいて、山火事のリスクを低減するための重要な対策でもあります。これらの厳格な罰金制度は、市民一人ひとりが環境に対する責任を自覚し、行動を律する強力な動機付けとなっています。罰金は、環境を汚す行為へのペナルティであると同時に、美しい自然を守るための社会的な合意の表れなのです。
オーストラリアのゴミ分別システムは、単にゴミを減らすだけでなく、国民全体の環境意識を高める上で重要な役割を果たしています。日本とは異なる「リサイクルできるかどうか」という視点、そしてそれを徹底させるための厳しいルールと罰金制度は、この国の豊かな自然を守り、持続可能な社会を築くためのコミットメントを示しています。日々の生活の中で環境への配慮が当たり前となるような仕組みが、オーストラリアのエコな「声」を世界に響かせています。
次回の「EcoEcho」では、このオーストラリアを支える取り組みに焦点を当てます。
ぜひご覧ください!
参考文献
・City of Melbourne: Waste and recycling for residents [https://www.melbourne.vic.gov.au/waste-and-recycling-residents]
・City of Melbourne: Bins and collections [https://www.melbourne.vic.gov.au/bins-and-collections]
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