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さきがけ「サステイナブル材料」見学会
みなさんこんにちは!
人事部の宮田です。
9月30日(火)CNP本社にて、国立研究開発法人 科学技術振興機構様(以下、JST)による、 さきがけ「サステイナブル材料」の見学会が開催されました!
本ブログでは、当日の様子をレポートします📋
今回の見学会は、日本の科学技術の発展を支える国の研究支援機関であるJSTからのご依頼により実現しました!
JSTは大学や研究機関による基礎研究からその実用化までを幅広く支援していて、なかでも「さきがけ」プログラムは若手研究者を応援する取り組みとして知られています。
今回の見学会は、「確実な結合とやさしい分解」を両立する、サステイナブルな新素材の開発を目指した研究の一環として実施されました。環境に配慮したものづくりへの関心が高まる中、普段大学でサステイナブルな新素材の開発に向けグラム単位の研究を行っている方々が、その技術や成果が実際の社会でどのように機能するかを確かめるため、量産の現場を見学したいというご希望で来社されました。
CNPの量産現場を実際にご覧いただくことで、研究と現場をつなぐ非常に意義のある機会となりました!
はじめに、CNPの会社概要や事業内容、これまでの取り組みについてご説明しました。
プラスチックのリサイクル加工や異なる種類をブレンドさせるコンパウンド加工の工程やその用途に加え、車に後付けできるモジュール「eFlex Fuel」によるCO2や有害物質の排出削減への貢献、ならびにその拡販サポートや出資といった具体的な取り組みについても紹介いたしました。
さらに、今後さまざまな研究に取り組まれる皆様に向けて、資源を無駄なく活用し、リサイクルしやすい製品の開発にぜひ取り組んでいただきたいという思いをお伝えしました。
その後は、工場見学を実施。
実際の設備や製造工程をご覧いただきながら、リサイクルの材料となるプラスチック素材をつぶつぶのペレットに加工し直すルーダー機や、異なる種類の樹脂を混ぜ合わせてブレンドさせるタンブラーについて説明しました。
ルーダー機では成形の基本構造と加工プロセスをご紹介し、実際の稼働状況もご覧いただくとともに、タンブラーについてもその仕組みや活用場面を説明しながらご案内しました。
そして、その後は質疑応答の時間を設け、参加者の皆さまから多くのご質問をいただきました。
「リサイクルの課題として、運送費や高価な添加剤によりリサイクル材のコストが高くなってしまうが、どのように対応しているのか」というご質問に対しては、CNPが各工場やストックポイントを複数設け、近隣の拠点から輸送を行うことでコスト削減を図っている仕組みをご説明しました。
また、「引き取ってきたものを再生材としてそのまま販売しているのか」という質問については、「そのまま提供するだけでなく、ブレンドや添加剤の使用など多様なレシピがあり、お客様のご要望に合わせた原料を提供している」ことをお伝えしました。
最先端の研究に日頃から取り組まれている皆さまだけに、専門的かつ実践的な視点からの鋭い問いかけが多く、私たちにとっても非常に刺激的な時間となりました!
質問を通じて、互いに多くの気づきや学びを得ることができたと感じています。
さきがけの皆様の挑戦に刺激を受けながら、私自身もCNPの一員として持続可能な社会の実現に少しでも貢献していきたいと思います!
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